OA化と費用効果 4
第一に、OA化の効果はまず直接(経済)効果と間接(非経済)効果にわけられることはすでにのべました。
直接効果は社会資本の効果などにあっていわゆる便益効果といわれるものです。
この効果は機械化前後の事業費を比較することによってある程度まで算出することができます。
問題は非経済効果で多くの場合、数量的に算出することがむずかしいのです。
たとえば待ち時間の減少、誤った作業の減少、労働の軽減、帳票の鮮明さなどさまざまです。
一つ一つの効果を逆算的に算出することは決して不可能ではないのですが、実益はあまりないのではないでしょうか。
たとえば市民の待ち時間が10分減ることによって、市民の側からみた拘束時間を1時間600円とし、10分で100円のメリットと算定しても意味がないでしょう。
それにデメリットの効果もあるからです。
・・・したがって間接効果はプラスアルファ的効果とみなして、余程、大きな明確な効果がない限りネグレクトして考えるのが妥当でしょう。
第二に、後でもふれるように機械化の効果は机上演習で算出される効果と、現実に自治体で確保される効果には大きな喰い違いが生じています。
それは各自治体の事情によるよりも、機械化の一般的傾向として机上計算どおりに効果は効率化へ吸収できないという理由が大きいのです。